悪縁を絶ち、人生を好転させると信じられている縁切り神社ですが、参拝する動機や本人の精神状態によっては、かえって事態を悪化させるケースが見られます。現場の状況や参拝者の証言を精査すると、縁切り神社に行ってはいけない人の特徴には明確な共通項が存在します。
最大のリスク要因となるのが「他人の不幸を願う呪いの意識」を抱えている人です。「特定の人物を失脚させたい」「浮気相手に天罰を下したい」といった悪意を絵馬や形代(かたしろ)に込める行為は、神道における祓い(はらい)の概念から完全に逸脱しています。負のエネルギーを神域に持ち込むと、自らの精神を蝕むだけでなく、強い精神的負荷となって自身に跳ね返る現象が心理学的にも指摘されています。
次に危険なのが「覚悟がない人・何でも神頼みで済ませようとする他責思考の人」です。縁切りとは、相手との物理的・精神的なつながりを自らの手で断ち切る決意の表明に他なりません。「自分は一切の努力や痛みを引き受けず、神仏の力だけで相手を遠ざけたい」という依存心の強い参拝者は、縁切り神社で逆効果になる人の典型例といえます。
さらに、デート感覚や肝試しのような「観光・興味本位で訪れるカップル」も参拝を避けるべき対象です。安井金比羅宮をはじめとする霊場は、悪縁を容赦なく切り離す力が極めて強いため、二人の間に少しでも迷いや潜在的な不和があれば、縁切り神社でカップルが別れるという結末を招くきっかけになり得ます。