改名後の爆発的ブレイクに対し、ネットの反応は驚愕と称賛が半ば入り混じるものでした。5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)やX(旧Twitter)では当初、「あのパラリンピックの少年と人マニアの作者が同一人物だと気付かなかった」「天才が本気でオタクカルチャーの急所を突いてきた」といったポストが万単位で拡散。若年層が好むミームの文脈と、筋金入りの音響オタクを唸らせる高度なミキシング技術の同居に、ネット民は一瞬で魅了されました。
現在の活動において注目すべきは、ネットでの快進撃と並行して、名立たるアーティストやエンターテインメント業界からの楽曲提供依頼が途切れない点です。これまでに手がけた新しい地図のようなアイコン的存在はもちろん、近年ではベテラン歌手の郷ひろみへのアグレッシブな楽曲提供や、新世代アイドル、VTuber、アニメーション作品の劇伴・主題歌プロデュースに至るまで、その提供範囲は驚くべき広がりを見せています。
また、セルフタイトルのアルバム『ア』をはじめとする自主制作のアルバムや新曲群では、マーケットの顔色を完全に無視したかのような純粋芸術的実験を連発。大衆消費向けのトッププロデューサーとしての顔と、地下室でノイズを切り刻む狂気的サウンドアーティストとしての顔を完全に使い分けており、業界内でも「クリエイティブの主導権を完全に握った理想的なハイブリッド作家」としての評価が完全に定着しています。