土俵の上でしのぎを削ったライバルたちとの関係も、新たな局面を迎えている。かつて幾度となく名勝負を繰り広げた白鵬翔(元横綱・白鵬)や、同郷の後輩として横綱の地位を継承した照ノ富士春雄との絆は、今も途絶えていない。
角界の頂点を極めた者同士にしか分からない孤独と重圧を共有した戦友たち。照ノ富士が度重なる怪我と病気から奇跡の復活を遂げた際にも、日馬富士は陰ながら温かい激励を送り続けたという。日本とモンゴルの相撲文化の発展、そして両国の友好関係を深めるという共通の宿命を背負い、元横綱たちはそれぞれの持ち場で静かに呼応し合っている。