玉木宏が芸能界の門を叩いたのは高校2年生の冬。地元である愛知県名古屋市内のサカエチカ(地下街)で買い物をしていた際、現在の所属事務所のアオイコーポレーションの社長から直々にスカウトされたことがきっかけでした。
高校卒業とともに上京し、1998年にドラマ『せつない』で念願の俳優デビューを飾ります。同年に大ヒットドラマ『GTO』の第10話にゲスト出演するなど順調な滑り出しに見えましたが、当時の現実は決して甘いものではありませんでした。
オーディションを受けても落選が続く日々が数年続き、生活を維持するためにゴルフ場のレストランや深夜の引っ越し業者、コンビニエンスストアなど3つのアルバイトを掛け持ちしていたといいます。当時の写真を見ても、目鼻立ちの整った圧倒的な美形でありながら、どこか鋭さと野心を秘めた表情が印象的です。この下積み時代に培ったハングリー精神と泥臭い努力が、後の息の長いキャリアを支える土台となりました。