かつて大きなトラブルの引き金となったビジネスといえば、不動産取引や投資案件であった。世間一般の印象では「不動産=彼の命取り」というイメージが強いかもしれない。しかし、地元の関係者に話を聞くと、彼がいまなお不動産業界と浅からぬ関わりを持ち続けている事実が判明した。
もっとも、表立った事業者として名義を前面に出すのではない。沖縄県内でのリゾート開発や個人投資家向けの物件リノベーションにおいて、裏方のアドバイザーとして動いているとされる。現地のアセットマネージャーは語る。「彼の持つ土地の価値を見抜く眼力と、人を引き込む交渉術は今も健在です。過去の苦い経験があるからこそ、契約書の文言や法的なリスク回避には以前の何倍も神経を尖らせています」。失敗を教訓に変え、慎重なスタンスで業界に踏みとどまっている様子が窺える。