今回の逮捕劇を読み解くうえで外せないのが、かつて世間を騒がせた未公開株をめぐる恐喝未遂事件との関連性だ。当時は未公開株の売買トラブルから知人男性を脅迫したとして実刑判決を受けたが、今回の事件でも資産の権利関係を歪め、実質的な支配権を誇示しようとした共通の手口が目立つ。
過去の裁判においても財産工作の執拗さが指摘されていたが、司法の判断を経た後もその行動パターンが根本的に改善されていなかったことが示された格好だ。繰り返される法への挑戦は、自己都合の解釈を優先させる体質が長年にわたり変化していない証左とも言える。