久留米には、全国チェーンのスイーツ店も数多く進出している。それでも古蓮が選ばれ続ける理由は何か。
一つは、圧倒的な信頼感だ。
無添加と謳う店は増えたが、本当に徹底しているかは見えにくい。古蓮は、原材料の産地を店頭で明示し、製造工程も可能な限り公開している。この透明性が、消費者の安心感につながっている。
もう一つは、変わらない味だ。
流行に流されず、創業時から守り続けてきたレシピ。季節のフルーツは変わっても、ベースとなる製法は一貫している。この「ブレなさ」が、リピーターを生む。
口コミとリピーターが支える経営
古蓮は、積極的な広告宣伝を行っていない。SNSアカウントも最低限の情報発信にとどめている。それでも客足が途絶えないのは、口コミの力だ。
「久留米で美味しいアイスと言えば古蓮」。
この評判は、地元民の間で世代を超えて受け継がれている。親が子に、友人が友人に、自然と広がっていく。デジタルマーケティング全盛の時代に、極めてアナログな方法で顧客基盤を築いている。