品物選びと同じくらい印象を大きく左右するのが、手渡す際のマナー・エチケットだ。マナーコンサルタントの西出ひろ子氏によると、部屋に通されて最初の挨拶を交わすタイミングで渡すのが、最も自然で丁寧な印象を与えるという。玄関先で焦って手渡すのではなく、居間に案内されて落ち着いたところで、一呼吸置いてから手渡すのが基本の所作だ。
持ち歩き用の紙袋のまま渡すのは本来控えたいところだが、「紙袋のまま失礼します」と温かい一言を添えれば、相手が受け取った後に保管しやすくなる配慮として好意的に受け取られる場面も多い。「お口に合うと嬉しいのですが」「皆様で召し上がってください」といった謙虚で気配りのある言葉を添えることで、贈る側の温かい想いがまっすぐに伝わる。