遊楽舎の歴史において大きな転換点となったのが、東京・秋葉原への進出と約2年での撤退劇です。秋葉原店がどのような経緯で閉業に至ったのか、その詳細なプロセスを振り返ります。
2026年4月、ヒカルさんの出資や後押しを受け、ホビーの聖地である秋葉原に「遊楽舎 秋葉原店」がオープンしました。しかし、船出の時期は奇しくも世界的な新型コロナウイルス感染拡大の初動と完全に重複することになります。度重なる緊急事態宣言や外出自粛要請により、本来見込んでいた秋葉原のインバウンド需要や国内の遠方客が激減する直撃を受けました。
店長は感染対策を徹底しながら営業を模索したものの、都心部特有の莫大な固定費・テナント家賃が重くのしかかりました。さらに、コロナ禍の長期化による客足の戻りの鈍さを冷静に分析した結果、「傷口が広がる前に勇気ある撤退を決断する」という経営判断が下され、2026年5月末日をもって秋葉原店は惜しまれながら閉店しました。
この撤退は無計画な破綻ではなく、本丸である姫路本店と会社全体の経営状況を守るための戦略的な損切りでした。結果としてこの迅速な判断が功を奏し、会社としての致命傷を避け、現在の安定した本店運営へとつながっています。