華々しい活躍を続ける一方で、有働アナ自身の中には「一過性の人気アナで終わりたくない」「本格的な報道記者として世界を見つめ直したい」という強いプロ意識が芽生えていました。その思いを結実させたのが、2007年からのアメリカ・ニューヨーク特派員(特派員兼アナウンサー)への就任です。
華やかなスタジオを飛び出し、英語での取材や過酷な現地ロケに奔走する日々は、決して平坦なものではありませんでした。言語の壁や文化の違いに苦悩しながらも、持ち前の粘り強さでアメリカ社会の光と影を取材し続け、ジャーナリストとしての視野を劇的に広げました。
当時のショートヘアを少し伸ばし、落ち着いた大人の女性としての雰囲気を漂わせ始めたこの海外特派員時代こそが、後の包容力あふれるキャスター像を形作る決定的なターニングポイントとなったのです。