郵便局の窓口へ行くと、かんぽ生命の終身保険や養老保険と並んで、アフラックのがん保険が堂々とアピールされています。「かんぽ生命自身のがん保険ではないのか」と疑問を抱く方も少なくありません。
この背景には、日本郵政グループとアフラック生命保険が長年にわたって結んできた強固な業務提携があります。日本郵政公社時代の2008年にアフラックのがん保険の取り扱いを開始して以来、2013年には全国の郵便局へ取扱拠点を一挙に拡大。さらに日本郵政がアフラック株を取得するなど、両社は戦略的パートナーシップを深めてきました。
かつてのかんぽ生命(旧簡易保険)には独自の「がん特約」が付帯できる商品もありましたが、単体で手厚いがん保障を提供する専門ノウハウと実績を持つアフラックの商品を委託販売する体制をとっています。つまり、郵便局はアフラックの巨大な保険代理店として機能しているのが実情です。契約先はかんぽ生命ではなくアフラックとなるため、請求手続きや引受基準もすべてアフラックの規定に準拠する仕組みになっています。