郵便局(ゆうちょ銀行)における預け入れ手数料を理解するうえで、最も基本的かつ重要な前提は「紙幣」と「硬貨」で手数料体系が根本から異なるという点です。さらに、同じ硬貨であっても「郵便局の窓口」で手続きを行うか、「ATM」に投入するかによって発生するコストが劇的に変わります。
日本郵便およびゆうちょ銀行が公表している現行規定によると、通常貯金口座への紙幣による預け入れは、窓口・ゆうちょATMともに回数制限なく無料です。しかし、硬貨を取り扱う「硬貨取扱手数料」に関しては、窓口とATMで明確な線引きがなされています。
最大の注意点は、ATMに硬貨を1枚でも投入すると、その時点で最低110円の「ATM硬貨取扱料金」が加算される点です。例えば、100円玉を1枚預け入れようとATMに投入した場合、入金額100円に対して手数料110円が差し引かれるため、口座残高が10円減る計算になります。このATMでの硬貨有料化ルールを知らずに利用し、損をしてしまうケースが現場でも後を絶ちません。