死刑囚となった永田洋子ですが、死刑執行は行われませんでした。その最大の理由は、彼女が長年患っていた重篤な病気にあります。
1984年に脳腫瘍が発見され、開頭手術を受けたものの、後遺症により後年は寝たきり状態となり、言語障害や自力歩行が困難な状態が続きました。法務省が刑の執行を見送る健康状態の中、2011年2月5日、収容先の東京拘置所で容体が急変します。
発表された死因は、脳腫瘍の後遺症による誤嚥性肺炎に伴う多臓器不全でした。享年65歳。多くの若者の命を理不尽に奪った最高幹部の最期は、刑場で絞首台に立つことなく、医療用ベッドの上で迎える病死という結末でした。