彼の実績を語る上で欠かせないのが、省庁での実務経験だ。環境副大臣時代には、脱炭素社会に向けた具体的な制度設計や、国際会議でのタフな交渉に深く関与した。地球温暖化対策が単なる理念から経済戦略へとシフトする中で、産業界と環境規制の板挟みになりながらも着地点を見出す調整能力を発揮した。
また外務大臣政務官としての経験も、彼の視野を広げる契機となった。アジア太平洋地域を中心とした多角的な外交アプローチや、経済安全保障を見据えた資源外交への関与は、単なるローカル政治家に留まらない視座を与えた。派手なメディア露出を好む一部の政治家とは対照的に、水面下での実務策定を好む姿勢がそこにはあった。