ダイエッターにとって最も気になる「どちらが痩せるのか」という疑問ですが、単純なカロリー消費量と、視覚的な引き締め効果で答えが分かれます。
1時間の運動における消費カロリーで見ると、激しいパワーヨガなどを除き、両者ともに約150〜250kcal程度と、ランニングなどの高強度有酸素運動に比べて大きな差はありません。そのため、体重計の数字を減らすことだけを目的にすると、どちらも短期間での劇的な変化は期待しにくいのが実情です。
しかし、「見た目のサイズダウン」や「くびれ・ヒップアップ」といったボディラインの劇的変化においては、ピラティスに軍配が上がります。骨盤の傾きや肋骨の開きを整える体幹トレーニングと姿勢改善の連動により、体重が変わらなくてもウエストが引き締まり、脚が長く見える効果が生まれます。
創始者ジョセフ・ピラティス氏の有名な言葉に、「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる」という教えがあります。週に1〜2回の頻度で継続した場合、およそ2〜3ヶ月(15〜20回前後)で周囲から気づかれるほどの体型変化を実感する人が大半です。筋膜リリースを取り入れながら筋肉の滑走性を高めると、さらに引き締めスピードが加速します。