住設メーカー各社は、独自の強みを打ち出した次世代の洗面化粧台を相次いで投入している。それぞれの技術思想を理解し、生活スタイルに合致する1台を見極めたい。
TOTO株式会社は、除菌効果を持つ「きれい除菌水」技術とボウルの陶器技術で群を抜く。歯ブラシや排水口へミストを自動噴霧し、ヌメリや菌の増殖を抑え込む清潔性能は圧巻。水栓まわりの水垢がつきにくい設計も相まって、日々のメンテナンス時間を劇的に削ぎ落とす。
株式会社LIXILは、意匠性と実用性のバランスに優れる。上から水が出る「キレイアップ水栓」や即座に湯が出る即湯システム、さらには手を触れずに吐水・止水ができるタッチレス水栓「ナビッシュ」の操作性が高い。ハイエンドモデル「ルミシス」の一枚板のような人造大理石カウンターは、ホテルライクな空間を求める層から圧倒的な支持を集める。
パナソニック株式会社の強みは、家電発想のスマートな機能美と美容ケアへの配慮だ。顔全体を影なく照らし出す「美ルック ツインラインLED照明」は、メイクのムラを防ぎ、スキンケアの精度を劇的に引き上げる。有機ガラス系素材「スゴピカ素材」は水滴を弾き、衝撃や傷にも極めて強い。
タカラスタンダード株式会社は、高品位ホーローという圧倒的な独自素材を全面に押し出す。キャビネットの内側から扉、サイドパネルに至るまでホーローで固められ、湿気やカビを寄せ付けない。どこにでもマグネットが吸着するため、収納フックやラックを自由自在にレイアウトできる耐久性と拡張性は唯一無二だ。
クリナップ株式会社は、厨房で培ったステンレス加工技術を洗面台に注入する。「ティアリス」に代表される堅牢なステンレスキャビネット構造は、湿気のこもりやすいサニタリー環境下でも半永久的な耐久力を発揮し、見えない内部構造の腐食リスクを完全に遮断する。