Q1:自宅の家紋が「右重ね」か「左重ね」かを見分ける決定的なポイントはどこですか?
A1:家紋の正面に立ち、2本の羽が交差している中心部分を確認してください。「向かって左側から伸びている羽」が手前(前面)に見え、右側の羽が奥に隠れている場合は「左重ね(標準形)」です。逆に「向かって右側から伸びている羽」が手前に来ている場合は「右重ね」と判定します。
Q2:同じ「丸に違い鷹の羽」でも、羽にある黒い斑点(模様)の数や筋の本数が異なるのはなぜですか?
A2:羽に描かれる黒い斑点は「斑(ふ)」と呼ばれ、鷹の幼鳥から成鳥への生え変わりを表現したものです。羽筋の本数や斑の数(一般的には3〜5箇所)は、家紋を描く紋章上絵師(もんしょううわえし)の流派や、仕立てた時代、地域の慣習によって微妙に異なります。骨格となる交差順や丸の有無が同一であれば、同一の家紋として扱って問題ありません。
Q3:墓石の建立や墓じまいの際、丸の有無や重ね方を途中で変更してもよいのでしょうか?
A3:宗教的・法的な罰則や制約は一切ないため、意匠の変更自体は自由です。ただし、先祖代々の墓石や古い過去帳に刻まれた意匠には、その家が分家独立した歴史や先祖の意図が反映されています。親族間での無用な認識の食い違いを防ぐためにも、独断で変更せず、現存する最も古い位牌や墓石の彫刻を確認した上で、親族と合意形成を図ることを推奨します。