関係者のリークによって明らかになったもう一つの注目点は、作品のジャンルとテーマ性の幅広さだ。一本は息もつかせぬ密室劇と人間の心理的駆け引きを描く本格サスペンススリラー。そしてもう一本は、近未来のテクノロジーと家族の再生をテーマにした重厚なSFヒューマンドラマであるという。
一見すると対極に位置するふたつのジャンルだが、彼の作品に共通しているのは徹底されたリアリティと濃密な人間ドラマだ。「単なる派手な特撮やアクションに頼るのではない。登場人物の感情の揺れ動きこそが最大のエンターテインメントである」という制作哲学が、最新作でも遺憾なく発揮されている。試写段階のプロトタイプを見た一部のスタッフからは、すでに絶賛の声が上がっている。