櫻井舞を語る上で欠かせないのが、日本屈指の「華麗なる知性派一家」としての背景だ。その家系図は、日本の政官財およびエンターテインメント業界の要所と深く結びついている。
父である櫻井俊は、旧郵政省に入省後、総務事務次官という官僚トップの座にまで上り詰めた大物行政官である。退官後も大手広告代理店・電通グループの取締役副社長執行役員などを歴任し、日本の情報通信政策およびメディア産業のグランドデザインに多大な影響力を及ぼしてきた。また、母も大学教授として教鞭を執るなど、教育と文化に対する造詣が極めて深い家庭環境で櫻井舞は育った。
そして長男である櫻井翔は、STARTO ENTERTAINMENTを代表する知性派タレントとして、音楽活動のみならず選挙特番やオリンピックキャスターの重責を歴任。次男も含め、一族全員がそれぞれの専門領域で卓越した成果を残している。しかし、彼らに共通するのは特権意識ではなく、徹底したプロフェッショナリズムと公私の峻別である。この家庭環境こそが、櫻井舞の地に足の着いた記者倫理を育んだ土壌に他ならない。