英検準2級の面接には、毎回寸分違わぬパターンが存在します。このパターンごとの「定石」を頭に叩き込んでおけば、当日の緊張感の中でも迷わず反射的に言葉を紡ぎ出すことが可能です。
パッセージ音読とNo.1の攻略法
パッセージ音読で最も重要な注意点は、「タイトルから必ず読むこと」と「カンマやピリオドでしっかり1秒息を止めること」です。発音の綺麗さよりも、文構造を理解して区切って読めているかが採点官のチェック項目となります。もし途中で単語を読み間違えても、焦る必要はありません。「Excuse me」と短く挟んで直前から読み直せば減点されません。
そして、音読後に続くNo.1(パッセージに関する質問)には、誰でも即座に満点回答を作れる絶対的な裏ワザが存在します。
質問文は原則として「According to the passage, how [why] ...?」のどちらかで飛んできます。
- Howで聞かれた場合:パッセージ内の「By doing so」または「In this way」を探します。その「直前の文」の内容をそのまま抜き出し、動詞を「By ~ing」の形に変えて回答を終了させます。
例:By using solar panels. / By sharing information on the website. - Whyで聞かれた場合:パッセージ内の「so」または「Therefore」を探します。その「直前の文」を抜き出し、先頭に「Because」をつけて代名詞を整えて答えます。
例:Because they want to save electricity.
余計なアレンジを加えず、該当箇所を正確に抜き出すことだけに集中してください。これだけでNo.1の満点(5点)は約束されます。
イラスト問題(No.2・No.3)で減点をゼロにする描写のコツ
イラスト問題はA(5人の人物の行動)とB(1人の人物の状況・心情)に分かれています。ここでも知っておくべき明確なルールがあります。
【No.2(イラストA)の攻略法】
指示文は「Look at Picture A. Please describe the people in the picture.」です。受験者に求められているのは、「5人の人物が何をしているかを現在進行形(主語 + is/are + 動詞-ing)で5文述べること」です。
- A man is putting a box in a car.
- A woman is walking her dog.
- A boy is riding a bicycle.
- A girl is taking a picture.
- A man is planting flowers.
主語は「A man」「A woman」「A boy」「A girl」「Two boys」など極めてシンプルなもので構いません。凝った単語を使おうとして詰まるのが最悪の展開です。「誰が」「何を」「している最中か」を、主語+be動詞+ingで淡々と5人分並べることが満点への最短ルートです。
【No.3(イラストB)の攻略法】
イラストBでは、ある人物が困った状況に置かれている場面が描かれます。「Look at Picture B. Please describe the situation.」と問われます。
ここでは、「状況の理由(Because~)」と「その結果どうなったか(so he/she cannot~)」をセットで述べる型を使います。
【鉄板テンプレート】
「He/She cannot [動詞の原形] because [理由の文].」
例えば、「自動ドアが開かなくて入れない女性」のイラストであれば、
「She cannot enter the supermarket because the door is closed.」
「荷物が重くてバスに乗れない男性」であれば、
「He cannot get on the bus because he has too many heavy bags.」
このように「~できない、なぜなら…」の因果関係を1文で表現できれば、完璧なスコアを獲得できます。
No.4・No.5の自分の意見問題で即答するための思考法と回答例
面接の終盤、問題カードを裏返した後に問われるNo.4とNo.5は、日常生活や社会的なトピックに対する受験生の個人的見解を問うセクションです。
ここで多くの人が犯す最大の誤りは、「自分の本音を英語にしようとして沈黙すること」です。面接官はあなたの思想や信条をテストしているのではありません。「中学生・高校生レベルの簡単な英語で理由を論理的に2文話せるか」を見ているに過ぎません。
質問を聞いたら、「賛成・反対のどちらが英語で言いやすいか」だけを基準にして0.5秒で方針を決めてください。
【No.4 回答例(Do you think ~? に対する回答)】
質問例:Do you think more people will buy electric cars in the future?(将来、より多くの人が電気自動車を買うと思いますか?)
- Yesと答える場合(肯定パターン):
「Yes.」
「Why?」と聞かれたら、
「Electric cars are very friendly to the environment. Also, they do not need expensive gas.」(電気自動車は環境に優しいです。また、高価なガソリンを必要としません。) - Noと答える場合(否定パターン):
「No.」
「Why not?」と聞かれたら、
「Electric cars are very expensive to buy. Also, there are not many charging stations.」(電気自動車は購入費用がとても高いです。また、充電スタンドが多くありません。)
【No.5 回答例(There are many ~ / Do you ~? に対する回答)】
質問例:Today, many people use smart phones to read books. Do you prefer reading paper books or e-books?(今日、多くの人がスマホで読書をします。紙の本と電子書籍のどちらが好きですか?)
- Paper booksと答える場合:
「I prefer paper books. Reading paper books is better for my eyes. Also, I can easily share my favorite books with my friends.」(紙の本のほうが好きです。紙の本を読むのは目に良いです。また、お気に入りの本を友達と簡単にシェアできます。)
型は極めてシンプルです。「立場を表明」→「理由1(~ is good / easy / convenient)」→「追加の理由(Also, ~)」。この2文構成を徹底するだけで、満点基準を満たす論理的な回答が完成します。