配給を手がけたソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの目論見は見事に的中した。元々はジョニー・デップを一躍スターダムに押し上げた80年代の真面目なTVドラマ『21ジャンプストリート』を、あえて下品で狂気的なR指定のアクションコメディへ180度シフトさせたことが勝因だ。
かつての若者向け捜査ドラマという枠組みを破壊し、自己言及的なパロディとメタ発言を満載にした脚本は、公開当時に全米ボックスオフィスを席巻。その熱狂は続く続編『22ジャンプストリート』で頂点に達する。前作のセルフパロディをさらに増幅させ、大学キャンパスへと舞台を移した続編もまた、映画史に残るコメディ続編としての評価を確立した。