配給を手がける東宝の劇場網をはじめ、全国の映画館で連日満席が続出している本作。日本映画製作者連盟の集計データでも、シニア層からZ世代まで極めて幅広い観客層を動員していることが明らかになっている。SNSでの考察合戦がさらなる観客を呼び、リピーターが劇場へ押し寄せる現象は近年の実写映画では極めて異例だ。
大手シネコンチェーンの支配人は「派手なアクションやCGに頼らない骨太なドラマが、これほど若年層を熱狂させるのは近年にない現象」と語る。映画館でじっくりと物語に没入したいという観客の潜在的な飢餓感を、本作が完璧に満たした証拠といえるだろう。