ニューラライザーを使った記憶消去シーンの醍醐味は、光を放った直後に繰り出されるエージェントたちのユーモラスで荒唐無稽なカバーストーリー(言い訳)にあります。
ウィル・スミス演じるエージェントJは、生真面目なKとは対照的に、持ち前のマシンガントークとストリート感覚を活かした独自の適当な言い訳を連発します。
- 「金星の湿地帯から発生したメタンガスが反射して光っただけだ」(Kの定番フレーズ)
- 「君たちが見たのは高級デパートの深夜セールに殺到する群衆の幻影だよ」(Jのアドリブ)
- 「愛する人と過ごす時間を大切にしろ。タバコは身体に悪いからやめな」(記憶を消しつつ放つJ流の人情味あふれる説教)
緊迫したエイリアンとの交戦直後であっても、一瞬の閃光とともにクスリと笑える日常へと引き戻すテンポの良さは、作品が世界中で愛され続ける大きな要因です。