諏訪湖を見下ろすもう一つの壮大なビューポイントが、塩尻市と岡谷市にまたがる「高ボッチ高原」だ。標高1,665メートルの山頂付近からは、諏訪湖を眼下に見下ろし、その向こうに富士山を望むという日本屈指の大パノラマが広がる。
高ボッチ高原からの景観もまた、糸守湖のすり鉢状の地形や、雲海に浮かぶ幻想的な世界観の着想源と評価されている。冬季は積雪のため道路が閉鎖されるなどアクセスに制限があるものの、グリーンシーズンには車中泊やアウトドアを楽しみながら夜景や朝焼けを待つ人々で賑わう。
さらに、車で数時間の範囲には、劇中の飛騨古川の舞台となった岐阜県飛騨市や、新海作品の原点ともいえる小海線の沿線地域が広がる。諏訪湖を中心に、信州から飛騨へと至る広域の「巡礼ルート」が形成されている。