映画監督として長編映画『夏、至るころ』を手掛け、アーティストとしても精力的に活動する現在の姿を知る者にとって、本作は極めて示唆に富んだ作品です。若い女性タレントが躊躇しがちな過激コメディに飛び込み、全身全霊で役柄を全うした経験は、彼女の表現者としての胆力を鍛え上げました。
その後、映画『貞子』や『映画 賭ケグルイ』、ドラマ『舟を編む』など多岐にわたるジャンルで主演・重要キャラクターを歴任する礎となったのは間違いありません。リスクを恐れずに尖った表現へ飛び込む姿勢こそが、彼女を同世代の女優たちとは一線を画す唯一無二の存在へと押し上げた原動力です。