陰圧室とは?空気感染を防ぐ仕組みと陽圧室との違い・最新基準を解説

陰圧室とは?空気感染を防ぐ仕組みと陽圧室との違い・最新基準を解説

陰圧室とは?空気感染を防ぐ仕組みと陽圧室との違い・最新基準を解説に関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

陰圧室から吸い出された空気は、そのまま大気中へ放出されるわけではありません。室内の空気を安全に処理し、適切な陰圧状態を維持するために、国際的な医療環境基準(米国CDCガイドラインなど)に準拠した厳格な空調設備が組み込まれています。

排気ラインの中枢を担うのがHEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)です。定格風量で粒径0.3μmの粒子に対して99.97%以上の捕集効率を持つこの高性能フィルターを空気が通過することで、排気中に含まれるウイルスや細菌、微粒子が物理的にろ過・除去され、無害化された状態で屋外の安全な高所へ排気されます。

さらにCDCガイドラインでは、陰圧病室の換気性能として1時間あたり12回以上の換気回数(ACH: Air Changes per Hour)(既存施設でも6回以上)を維持することが推奨されています。これは室内の空気が5分に1回以上のペースで完全に新しい空気と入れ替わる計算になり、室内のウイルス濃度を急速に希釈・低減させる役割を果たしています。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。