リードケース選びで迷うのが内部の保持方式だ。伝統的なガラス面押さえ式は、平滑なガラス板の上にリードを並べ、上からクッションで面圧をかける。先端がフラットに保たれるため、波打ち防止効果が極めて高い。ガラスの冷たさと平滑性が、使用後の歪みを矯正する働きを果たす。
一方、近年主流となりつつあるのがクリップ固定式(ホルダー式)だ。リードの厚み部分をカチッと差し込むだけでセットでき、持ち運び時のずれ落ちを防ぐ。各メーカーは溝の形状を工夫し、裏面の通気性を確保することで、接触面からのカビ発生を抑える設計へと進化させている。