国際的な評価を決定づけたのが、日米共同制作の超大作ドラマ『TOKYO VICE』である。日米のトップクリエイターが集結した現場で、伊藤英明は裏社会と接点を持つ刑事・宮本役を熱演した。ギラギラとした欲望と陰りを併せ持つ複雑なキャラクターを演じるうえで、彼の刻まれた表情とワイルドな風貌は計り知れないリアリティをもたらした。
現場で共に火花を散らしたのが、世界的に活躍する名優・渡辺謙だ。国際舞台の第一線で戦い続ける渡辺謙との共演は、伊藤英明の演技観に深い影響を与えた。単に画面上で綺麗に見えることではなく、キャラクターが生きる時代の空気感や、背負ってきた人生の重みを全身で表現すること。世界水準の現場を経験したことで、彼の役作りはより一層スケールを増したと言える。