バラエティ番組やトーク特番で共演する際、菊池さんが「沙莉」、伊藤さんが「風磨」とごく自然に呼び合うシーンは、ファンの間でもはや名物となっています。敬語や形式的なマナーが厳格に求められる日本の芸能界において、異性の同世代タレントがこれほどオープンにフラットなコミュニケーションを取れる理由はどこにあるのでしょうか。
当時のインタビューやメディアでの発言を振り返ると、伊藤さんは菊池さんについて「気を遣わずに本音をぶつけ合える数少ない同世代のひとり」と語り、菊池さんもまた「役者としても人間としても、嘘がないから信頼できる」と全幅の信頼を寄せています。上下関係や建前を排し、10代の頃からお互いの泥臭い努力やすっぴんの素顔を知り尽くしているからこそ、年齢を重ねても「呼び捨て」の距離感が変わることはありません。
この距離感は、周囲に媚びない二人のプロフェッショナルなスタンスの表れでもあります。過剰に距離を取ってよそよそしく振る舞うのではなく、長年の歴史があるからこそ醸し出されるナチュラルな佇まいが、視聴者に圧倒的な安心感と心地よさを与えています。