数ある経穴の中でも、高血圧対策として特に臨床現場やメディアで推されているのが次の3つだ。
1つ目は肘の屈曲部近くにある「曲池(きょくち)」。ひじを曲げたときにできるシワの外側の端に位置する。ここは上半身の血流を滑らかにし、乱れた自律神経を鎮める万能のツボだ。
2つ目は足の甲に位置する「太衝(たいしょう)」。足の親指と人差し指の骨が交わる凹みに存在する。強いストレスやイライラによって上昇した血圧を沈めるのに特に適しており、東洋医学では「肝のぶり返し」を抑える特効穴とされる。
3つ目は首筋にある「人迎(じんけい)」。のどぼとけの両脇、脈を強く感じる部位だ。ここには血圧センサーとも呼ばれる頸動脈竇(けいどうみゃくとう)が存在するため、非常に敏感なエリアである。力を入れすぎず、そっと撫でるように刺激するのが鉄則だ。