伊勢志摩の海を警備する主力戦力として、現場の第一線で活躍しているのが巡視船いすず(PM型・500トンクラス)です。
「いすず」は優れた航洋性と復原性を誇り、熊野灘の猛烈なシケのなかでも安定した救助活動・警備行動を展開できる能力を備えています。船橋には夜間でも船舶や漂流者を捕捉できる高性能赤外線捜索監視装置や遠隔放水銃が搭載されており、洋上での火災消火や不審船捕捉にも即応可能です。
さらに、浅瀬や入り組んだリアス海岸の奥深くに素早く突入できるよう、小型高速巡視艇(「とば」「しののめ」「しまかぜ」など)が複数配備されています。これら機動力抜群の小型艇と母船となる巡視船が連携することで、死角のない監視網が構築されています。
近年における海上保安庁の最新動向として、洋上捜索支援システムやリアルタイム映像伝送装置の導入が進んでおり、現場の巡視船艇が捉えた映像は即座に管区本部や本庁と共有され、迅速な意思決定を支えています。