ドライブ計画を立てる際、最も多く寄せられる疑問が「上りと下り、どちらに立ち寄るべきか」という点です。結論から言えば、姨捨SA上り下り景色違いは明確であり、それぞれに異なる魅力と設計思想が存在します。
東京・名古屋方面へ向かう「上り線」は、標高約615メートルと下り線よりもわずかに高い位置に配置されています。最大の武器は、建物の外側にせり出すように設計された広大な木製展望デッキです。視界を遮る構造物が一切なく、善光寺平のパノラマが180度以上の画角でダイナミックに目に飛び込んできます。デートスポットとしての人気も高く、ベンチに腰掛けて夜風を感じながら光の海を眺める開放感は上り線ならではの特権です。
一方、長野・上信越道方面へ向かう「下り線」(標高約570メートル)は、信州の山城や月見殿を想起させる和モダンの落ち着いたテラス空間が整えられています。上り線ほどの広角パノラマではないものの、千曲川の流れをより正面に近いアングルで捉えることができ、植栽越しに広がる街明かりがどこか雅やかな風情を醸し出します。静けさの中でじっくり夜景と対峙したい一人旅や熟年層のドライバーから厚い支持を集めています。