石材店が農業を手掛ける。一見すると相反する組み合わせに見えるかもしれない。しかし、その根底には「大地と向き合う」という共通の哲学が存在する。
株式会社横田石材は、長年地域に根ざした事業を展開してきた。何世代にもわたり風雨に耐える石を見極める眼回は、土壌の微量元素や水はけ、地層のコンディションを見極める観察眼へと昇華された。耕作放棄地が増加する地元・福知山への強い危機感も背中を押した。
地域社会への貢献と、丹波の優れた風土の再評価。この二つを掲げてスタートした農園は、徹底した品質管理のもとで急速に評価を高めている。「ほっこり」という親しみやすい名の裏には、一切の妥協を排した生産体制が貫かれているのだ。