彼女の影響力は洋服だけに留まらなかった。むしろ真骨頂はコスメ・美容産業への進出にあったと言える。タレ目強調のアイライン、ドールのような束感まつげ、白肌に映えるドーリーリップ。これらはすべて「つーちゃん顔」としてティーンの共通言語となった。
単なるモデルのタイアップに甘んじることなく、株式会社コージー本舗とタッグを組んで立ち上げた「Dolly Wink」や、ベースメイク・リップを展開する「CandyDoll」は、爆発的なヒットを記録した。ミリ単位でつけまつげの角度や毛質にこだわり抜く職人的なプロデュース能力は、アジア圏をはじめとする海外市場でも絶賛され、日本の「かわいい」を世界基準へと押し上げる原動力となった。