折り紙の進化は、デジタルメディアの波に乗って地球規模へと広がった。YouTubeでは複雑な折り方の解説動画が数百〜数千万回再生を記録し、国境を越えたコミュニティが形成されている。NHKの特集番組などでもその深遠な世界がたびたび取り上げられ、幅広い世代の関心を集めてきた。
さらにGoogle Arts & Cultureとの連携によって、館内の貴重なアーカイブが高精細デジタルデータとして世界中へ配信されている。画面越しにその精緻さに触れた海外のファンが、実物をその目で確かめるために墨田区へと足を運ぶ。伝統工芸の精神とデジタルの融合が、新たな巡礼のサイクルを生み出しているのだ。