日本最高峰のプロリーグ「Mリーグ」の舞台で、KADOKAWAサクラナイツのユニフォームを纏う彼女の存在感は年々凄みを増している。日本プロ麻雀連盟に所属する正真正銘のプロ雀士として、彼女が卓上で見せる選択はどこまでも合理的だ。時に大胆なリーチで場を支配し、時に繊細なオリで失点を最小限に抑える。ABEMAの生中継で何十万人ものファンが見守る極限のプレッシャーの中、彼女は一打に魂を込める。
競技麻雀の厳しさは、運と実力の狭間で精神を削られる点にある。サクラナイツのチームメイトとともに苦楽を分かち合い、チームの勝利のためにプレイスタイルをアジャストしていく姿は、かつて彼女に向けられていた「客寄せパンダ」という無責任な雑音を完全に沈黙させた。牌を握る指先の美しさと、そこから放たれる強烈なアガリ役。そのギャップに麻雀ファンは惹きつけられずにはいられない。