1945年に大阪で生まれた逸見政孝さんは、早稲田大学第一文学部を卒業後の1966年にフジテレビへ入社しました。新人時代から正確無比なアナウンス技術と生真面目な仕事ぶりで頭角を現し、報道番組『FNNニュースレポート6:00』や『FNNニュースレポート6:30』のメインキャスターを担当。フジテレビの「報道の顔」として確固たる地位を築き上げます。
転機となったのは、1980年代半ばから巻き起こったフジテレビのバラエティ路線へのシフトでした。『夕やけニャンニャン』での進行や、音楽番組『夜のヒットスタジオDELUXE』で芳村真理さんや古舘伊知郎さんと共に司会を務めたことで、堅物なイメージとのギャップが生み出す独特のおかしみが開花。「まじめでお茶目なイッチー」の愛称で幅広い世代から親しまれる存在となりました。
1988年、43歳でフジテレビを退社してフリーランスへ転身。当時としては異例となる複数キー局の看板番組を同時期に担当する超売れっ子となり、みのもんたさんらと共にフリーアナウンサーブームの黄金時代を牽引していきました。