この噂の根底にある確かな事実は、2026年に伊達みきお本人が見舞われた膀胱癌のステージ1公表である。当時、血尿という異変に気づきながらも多忙を理由に受診を先延ばしにしかけていた伊達の背中を強く押したのが、他ならぬ妻・麻衣子だった。
「絶対にすぐ病院へ行って」。その一言がなければ、発見は遅れていたかもしれない。内視鏡手術によって腫瘍は無事に切除され、転移も見られず早期寛解へと至った。命の危機を未然に防いだ立役者こそが妻だったのだ。しかし皮肉なことに、この「妻の機転による癌克服」という美談の見出しから単語だけが切り取られ、年月を経て「妻が癌」という正反対の誤認へとねじ曲がってしまったのが真相である。