液体窒素治療の最大の精神的ハードルは、「1回では終わらない」という点にあります。日本皮膚科学会のガイドラインにおいても、冷凍凝固療法は1〜2週間に1回の頻度で複数回繰り返すことが標準とされています。
治療期間と回数の目安は以下の通りです。
- 指や手の浅いイボ:平均 3〜6回(約1〜2ヶ月)
- 足の裏の難治性イボ:平均 5〜10回以上(約3ヶ月〜半年以上)
- 首や顔の小さなイボ:平均 1〜3回(約2週間〜1ヶ月)
「痛いから」と途中で通院を自己中断してしまうと、生き残ったウイルスが再び増殖し、それまでの痛みがすべて水泡に帰してしまいます。表面の角質が取れて平らになっても、皮膚科医がダーモスコピー(特殊な拡大鏡)で観察して微細な黒い点(血流)や角質異常が完全に消えるまで通い切ることが、再発を防ぐ唯一の道です。