要介護1の認定を受けた際、どのような生活設計が可能なのか。現場で実際に活用されている要介護1 ケアプラン具体例をモデルケースで紹介します。
【モデルケース:70代後半・一人暮らし・軽度認知症と下肢筋力低下がある女性】
- 月曜日:通所介護(デイサービス)にて入浴・機能訓練・昼食提供(7時間利用)
- 水曜日:訪問介護(生活援助)にてヘルパーによる掃除・買い物代行(45分)
- 金曜日:通所介護(デイサービス)にてレクリエーション・他者交流(7時間利用)
- 月〜日(常時):福祉用具レンタル(居室内手すり、歩行器)
- 月1回(週末):短期入所生活介護(ショートステイ)1泊2日利用
ここで重要なのが要介護1 福祉用具レンタル対象の品目把握です。要介護1では、原則として以下の4品目が介護保険適用でレンタル可能です。
- 手すり(工事を伴わない据え置き型・突っ張り型)
- スロープ(段差解消用の簡易スロープ)
- 歩行器(固定型・四輪歩行車)
- 歩行補助つえ(多点杖、松葉杖など)
※車椅子や電動介護ベッド(特殊寝台)、床ずれ防止用具などは、要介護1では「原則として給付対象外(軽度者給付制限)」となります。ただし、医師の所見や日常生活の困難度が厳格に認められる場合、市区町村の「例外給付(軽度者に対する例外的な福祉用具貸与)」の審査を経て利用できるケースがあります。
さらに、同居家族がいる家庭や、週末に遠方の親を見守る家族にとって欠かせないのが要介護1 ショートステイ利用です。施設に1日から数日間宿泊できるショートステイを定期的に組み込むことで、介護者の休養(レスパイトケア)を確保し、在宅介護の破綻を未然に防ぐ防波堤として機能します。