『妖怪ウォッチ』シリーズにおいて最高峰のステータスを誇る「レジェンド妖怪」たちは、妖怪大辞典に記された特定の8体の妖怪と友達になることで封印が解かれる仕組みになっています。その中でもブシニャンは、開発陣が「プレイヤーが最初に手にするレジェンドの達成感」を意図して設計したフロンティア的存在です。山吹鬼や修羅コマといったエンドコンテンツ級の妖怪たちと異なり、シナリオ攻略の自然な流れの中でブシニャン解放条件を達成できるバランス設計が施されています。
初代『妖怪ウォッチ』における妖怪ウォッチ封印妖怪一覧を確認すると、その巧みな配置がよく分かります。要求されるのは「ジバニャン」「コマさん」「バクロ婆」「トホホギス」「セミまる」「ドンヨリーヌ」「ミラボ」「ワスレンボー」の8体。ジバニャンやコマさんはストーリー上で確実に仲間となり、セミまるやバクロ婆も最序盤のおおもり山やさくら住宅街周辺で容易に遭遇可能です。唯一、ミラボなどの出現場所を把握しておく必要がありますが、計画的に進めれば中盤突入前後の段階でレジェンド妖怪解放を達成できます。
続く『妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打』でもこの思想は受け継がれました。封印対象は「ジバニャン」「コマさん」「ばくそく」「うんがい鏡」「トホホギス」「セミまる」「ホノボーノ」「りゅーくん」の8体へとマイナーチェンジされたものの、いずれも寄り道や簡単なサブクエストのクリアで手に入る妖怪ばかりです。通信交換や連動要素に頼ることなく、プレイヤー自身の足と妖怪ウォッチのサーチ機能だけで完結する点こそが、ブシニャン入手方法の最大の親切さと言えます。