かつて芸能人と新宗教の関係は、ワイドショーやスポーツ紙にとって「触れてはならない最大のタブー」とされてきた。大手事務所の圧力や広告主への配慮、名誉毀損リスクが壁となっていたからだ。しかし、この数年で潮目は劇的に変化した。
切り込み隊長となったのは、徹底したスクープ主義を貫く『週刊文春』であり、生放送で忖度なき議論を展開するABEMAの報道番組群だ。さらにNHKの『クローズアップ現代』がカルト問題や宗教2世の苦悩に正面から切り込んだことで、これまで芸能マスコミが黙認してきた「見えない関係性」に厳しい視線が注がれるようになった。単なる私生活の暴露ではなく、表現活動やファンコミュニティに対する潜在的な影響力を問う本格的な調査報道が、今やニュースの最前線で求められている。