かつて大きな話題を呼び、現在もNHKオンデマンドなどで根強い人気を誇る健康・医学ドキュメンタリーの名作、NHKスペシャル「人体 神秘の巨大ネットワーク」では、全身の臓器がメッセージ物質を介して緻密に対話している姿が明かされた。皮膚は単なる外包体ではなく、臓器同士のコミュニケーションの結果がダイレクトに現れるモニターなのだ。
アンチエイジング医学の先駆者である南雲吉則氏も、著書や講演において「肌のツヤや血色は内臓の健康度のバロメーターである」と一貫して提唱している。腸内環境の悪化や肝臓・腎臓のろ過能力低下は、血液中の老廃物を増加させ、それが毛細血管を通じて皮膚に影を落とす。つまり、顔色が悪いという現象は、血管を通じて全身の臓器が発している協調SOSにほかならない。