近年、大手レビューサイトの「食べログ」や「ラーメンデータベース」において、彦根の店舗群が叩き出すスコアは異常なほどの高水準を維持している。牽引役となっているのは、間違いなく「ラーメンにっこう」を筆頭とする実力派独立店だ。琵琶湖沿いのバイパス近くに店を構え、平日昼夜を問わず熱心なファンを呼び寄せるその熱量は、地方都市の枠を完全に超越している。
彼らがもたらしたのは、厳選された素材への異常なまでの執着だ。鶏ガラ、豚骨、魚介、そして水に至るまで徹底的に計算し尽くされたスープは、従来のラーメンの概念を塗り替えた。ネット上の口コミに煽られた一過性のブームではない。丼の底まで飲み干した瞬間に誰もが納得する説得力が、デジタル時代の舌の肥えた食通たちを彦根へと走らせている。