バラードシンガーとしての評価を確立した後も、その表現力はとどまることを知らない。木村拓哉が冷徹な指導官を演じた『風間公親-教場0』の主題歌「心得」では、静けさの中に緊張感と凛とした強さを秘めた歌唱を披露。作品のダークで重厚な世界観を見事なまでに引き締めてみせた。
一方で、ダークファンタジーアニメ『地獄楽』のエンディングテーマ「紙一重」では、従来のイメージを覆すような儚さと妖艶さを表現した。生と死が交錯する極限状態の人間ドラマに寄り添う声の響きは、アニメファンからも絶賛を集めた。ジャンルの垣根を超え、作品ごとに異なる彩りを与える柔軟さこそが、彼女のアーティストとしての進化の証しだ。