丈夫な日本メダカの血を引いているため、基本的な龍鱗メダカの飼育方法は他の改良メダカと大きく変わりません。しかし、龍鱗ならではの重厚な光沢を引き出し、効率よく産卵させるにはいくつかの重要な飼育環境のツボがあります。
まず産卵を促す環境づくりでは、水温25℃〜28℃をキープし、13〜14時間以上の日照(または照明照射)を確保することが必須条件となります。春先から秋口にかけて屋外飼育を行う場合、黒色容器を採用すると周囲の環境に合わせて保護色が働き、地色が引き締まって鱗のメタリック感が一層際立ちます。
また、龍鱗メダカの稚魚の育て方においては、孵化後2週間前後の初期飼料が成育を左右します。針子(生まれたての稚魚)は口が小さいため、PSB(光合成細菌)やゾウリムシなどの生餌を1日2〜3回に分けて少量ずつ与えることで初期生存率が飛躍的に跳ね上がります。体長1cmを超えた段階で粉末フードやブラインシュリンプへ移行させると、骨格がしっかりとした美しい鱗並びの個体に育ちやすくなります。