安濃ダム周辺で報告される心霊体験の中で、とりわけ頻出するのが「湖畔に佇む白い服の女性の霊」に関する目撃談です。深夜に湖沿いの外周道路を走行中、ガードレールの切れ目や木々の合間に立つ人影を目撃したという証言が後を絶ちません。
また、訪れた若者が撮影したスナップ写真に「水面から伸びる手のような影」や「不自然な発光体(オーブ)」が写り込んだという心霊写真にまつわる噂もネット上で拡散されてきました。現地を訪れたドライバーからは、「急カーブの手前で急にカーステレオにノイズが走った」「フロントガラスに手形がついた」といった車にまつわる不可解な現象も語られています。
こうした現象の背景には、深い霧が立ち込めやすいダム湖特有の気候や、ヘッドライトの光が木々の反射によって人影のように錯視を引き起こす「パレイドリア現象」が影響していると考えられます。しかし、単なる見間違いだけでは片付けられないほど具体的な体験談が蓄積されている点も、この地の不気味さを際立たせています。