削岩機は作業規模や施工環境に応じて、手持ちの小型機器から超大型の自走式重機まで体系化されています。現場の目的に合致しない機種を選定すると、施工不良や著しい能率低下に直結します。
ハンドハンマは、作業員が両手で保持して下向きに穿孔を行う重量10kg〜30kg前後の小型削岩機です。二次小割(大きな岩を小分けに砕く作業)やアンカーボルト用の削孔、小規模な基礎工事などで機動力を発揮します。
レッグハンマは、ハンドハンマに伸縮式の空圧シリンダ(エアレッグ)を取り付けた構造を持ちます。水平方向や斜め上向きの削孔をエアの推力で強力にサポートするため、山岳トンネルの切羽(掘削最前線)や鉱山の坑道掘進現場で長年にわたり重宝されています。
クローラドリルは、無限軌道(履帯)を持つ車体に大出力の削岩機(ドリフター)と多関節ブームを搭載した大型自走式掘削機です。ダム建設、大規模採石場、高速道路の法面工事などで、深さ十数メートルに及ぶ大口径の装薬孔を高速で穿孔する圧倒的な能力を備えています。