学習院女子大学といえば、聖心女子大学や白百合女子大学、東洋英和女学院大学などと並び称される「東京のお嬢様大学」の筆頭格でした。皇族方が学ばれた歴史や、茶道・華道・有職故実といった日本文化の実習教育を取り入れた独自のカリキュラムは、他大学にはない品格を醸成する源泉となっていました。
卒業生には、皇室関係者をはじめ、民放キー局のアナウンサー、女優、キャスター、実業家の令嬢など多彩な有名人が名を連ねています。卒業生の手記やインタビューでは、「少人数だからこそ先生や友人との距離が近く、礼儀作法や所作を含めた全人的な教養が身についた」「戸山の落ち着いた環境で過ごした4年間はかけがえのない財産」といった肯定的な回顧が目立ちます。
一方、ネット掲示板やSNS上でのネットの反応を検証すると、統合に対して複雑な感情が入り混じっています。
【SNS・コミュニティ上の主な声】
「女子大という特別な空間が消えるのは寂しいけれど、母校の経営が不安定になる前に学習院大学と合流するのは最も賢明な選択。」(30代卒業生)
「学習院女子大の卒業生という肩書きは上品で好印象だった。大学本体と一緒になることで、実質的な学歴価値が上がるのは現役生にとってメリットが大きいのでは。」(就職活動経験者)
「戸山のキャンパスの雰囲気が好きだったから、あそこがどう使われるのかが一番気になる。」(保護者)
女子大特有のシェルター的な居心地の良さを惜しむ声がある一方で、少子化という不可逆な現実を見据えた「必然的な統廃合」として冷静に受け止める論調が大勢を占めています。