消費者が最も関心を寄せるのが、「アイスミルクとラクトアイスはどちらを選ぶべきか」という点です。両者の決定的な差は、「乳脂肪由来のコク」か「植物性油脂由来のコクか」という原材料の成り立ちにあります。
ラクトアイスは牛乳由来の乳脂肪分が少ない分、コクやなめらかさを演出するためにパーム油やヤシ油などの植物性油脂を多く添加します。そのため、「乳成分が少ない=ヘルシー」という直感は往々にして誤りです。植物性油脂の配合量が多いラクトアイスは、1個あたりの脂質量やカロリーが跳ね上がる傾向にあります。
実際に一般的な内容量で栄養成分を比較してみましょう。
- 一般的なラクトアイス(約200ml):エネルギー 300〜380kcal前後 / 脂質 18〜23g前後
- 一般的なアイスミルク(約140〜160ml):エネルギー 180〜250kcal前後 / 脂質 8〜13g前後
- 一般的なプレミアムアイスクリーム(約110ml):エネルギー 220〜260kcal前後 / 脂質 13〜16g前後
アイスミルクは植物性油脂を併用する場合でも、ベースとなる乳固形分が10%以上担保されているため、不自然な油脂の過剰添加を抑えられます。結果として、満足度の高いミルク感を得ながらカロリーや脂質を適正範囲に抑えやすいという、健康意識の高い現代人にとって大きなメリットを備えています。